地域連携する、小さな「わ」もご紹介。
そして、これからはじまる、新しい「わ」のかたちも。

わのわ会では、地域の「こまりごと」だけではなく、いろいろな人や時間、物事など、あらゆる「もったいない」ことにも目を向けています。「ちょっと空いた時間がある」「保育資格を持っているけど活かせていない」「まだまだ使えるのに、余っている空間がある」など、さまざまな「もったない」を活用することで、誰かの「こまりごと」を解決したり、新しい仕組みやつながりを生み出しています。まるで、ひとつの点と点を結んで、ひとつの「わ」にしていくように、地域の人と人とを結んでいます。

●お買い物サービス
「子育てが忙しくて外出の時間がとれない」「一人での運転が困難で買い物に行けない」など、さまざまな事情からお買い物に出かけられない人がいます。そんな人たちのためにはじめた「お買い物サービス」。日高村の産業環境課と連携しつつ、みなさんのご要望に合わせたお買い物を代行しています。
●ホームヘルプサービス
「自分一人ではでお風呂に入れない」「背が届かなくて掃除できないところがある」など、生活の中にあるさまざまな「できない」をわのわ会のメンバーがお手伝いに行きます。
●公共施設の掃除サービス
みんなが使うところは、みんなでキレイに。日高村の産業環境課と連携して、村の駅などの公共施設を定期的にお掃除しています。
●まるごと預かりチャイルドルームサービス
「どうしてもパートの仕事が休めない」「来週、美容院に行きたくて」「急な冠婚葬祭行事のため」「保育園で預けられない時間帯だけど子どもを預けたい」など、さまざまな事情に合わせてお子さまをお預かりしています。障がいを持つお子さまも、保育園入所前のお子さまでも大丈夫。わのわ会のお母さんたちみんなでお子さまを見守ります。
●日下小学校の総合学習授業「畑クラブ」
日高村の教育委員会と日下小学校とわのわ会とで連携を図り、村の住人が小学校3年生の生徒に畑作業を教える総合学習授業「畑クラブ」を運用しています。きっかけは、地元で畑作業をしていた“おじいちゃん”の「引退して時間が空いている」という一言から。子どもたちに「自分で育てて収穫する楽しさ」を伝えることで、通常授業とは違った学びを得る機会や、地域のお年寄りと子どもたちが新しい関係を築く機会にもなっています。

●地域活性化に向けた連携活動
・高知大学の地域活性化サークル「あだたん」との共同活動
日高村の地域祭として知られる「日高メシふぇすてぃばる」を共同開催する他、村の駅に併設している「トマトスタンド」の運営を一緒に進めたり、サークルOBと協力して東京都でイベントを開催するなど、地域活性に向けたさまざまな活動をしています。
・地域おこし協力隊との共同運営
「日高村に訪れる人をもっと増やそう」という目的から、地元の地域おこし協力隊と連携して高知県で初めての「宿泊付きスポーツステーション」を立ち上げ。(2019年11月開設予定)宿泊施設のなかった日高村に新しいスポットをつくることで、地域活性はもちろん、移住のきっかけなどにもつなげていきます。