2021.06.23
「トマト村の経済は小さな手のひらから始まる」

ラジオ深夜便 高知県 安岡千春   2019.12.23

 

年末となってきたのに、この気温!風呂上りには団扇がほしい、こんな師走で大丈夫でしょうか?というのも南海地震、毎日のように各地で揺れているようですが、来る来ると言われながらも高知県は揺れていないことが少し心配です。

いつも、今揺れたらと思いながら生活しているかたも多いかと思います。対策をしているのと、していないのでは生き抜く力が違うと思うので できる事で準備しておきたいですね。

今夜は、

ラジオ深夜便1月号でふるさとの情景で取り上げていただいた内容についてお伝えします。

日高村の特産は、高糖度のフルーツトマトです。

これから、朝夕と昼間の寒暖差でまだまだ美味しくなってくるのですが、どうしても、りぐった(土佐弁:自分が認める最高の)トマトを作ろうとしたら規格外が出てしまいます。そのトマトの規格外を活用して加工品を作っているのですが、規格外の出る量は年によって違っているので加工品の生産量も限られてきます。農家さんとしては、規格外を出さないために一生懸命です。そんなに一生懸命作ったトマトでも規格外は出てしまうので、私たちは、一個一個大事に湯むきして商品に仕上げています。ホームページからお買い求めいただけますが、是非日高村にお越しいただき、農家さんによって味の違うトマトの食べ比べや、「とまとみそ」つくり体験など楽しんでいただきたいと思い、日高村初の交流宿泊施設「とまとと」が11月にオープンしました。

ここでは、この日高村トマト100%で作る、トマトメニューでお客様に楽しんでもらえるよう工夫しています。「パスタはもちろん、トマトおでん、とまとうどん、とまとねーど」等、トマト尽くしでお出迎え、おなかがはると、歩いて5分の所にある日本一の水質を持つ仁淀ブルーでおなじみの仁淀川までお散歩、荷物をお預かりするロッカーもあるので手ぶらでお散歩できる気軽さは、まるで日高村の住民になったよう。

朝早起きして、目の前の土佐の二宮小村神社の参道をゆっくりあるいて参拝すれば、すがすがしい一日の始まりが切れること間違いなしです。お土産は、規格外トマトで作った「とまとみそ」これからの季節鍋には欠かせない調味料です。

農家さんに喜んでもらい、お客様に喜んでいただき、地球にやさしい、地域の雇用を生むこの活動は、「トマト村の経済は小さな手のひらから始まる」と書籍で紹介いただいたり、11月には 地域づくり表彰で 国土交通大臣賞頂ました。

1月には、ふるさとづくり大賞で  2月には地域再生大賞で表彰いただけることになりました。

小さな活動ですが、日本の経済のすそ野を支えているのが地域に残る中小企業であり、その地域に根ざしたもっと小さい経済がきっと日本を変える力になって行く一つになるのだろうと思える年の瀬でした。

みなさん、年末には年末寒波が来るように聞きます。掃除はそこそこに、美味しいもの食べて新しい年を元気に迎える事が出来るよう準備しましょうね。

 

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