2021.06.23
わのわキッズクラブ

日本列島くらしのたより

今年の梅雨入りは 早かったけど すごい蒸し暑い日は今のところ少なく 紫陽花の花はとてもきれいです。

「ラジオ深夜便」でご紹介しているので、ご存知の方も多くなったかと思います。日高村は フルーツトマトの生産地です。トマトは 夏の野菜だと思われると思うのですが

日高村では、ハウスで栽培しているので8月に植え付けして冬から春にかけて収穫します。今期の収穫は11月中旬となります。良い出来となりそうです。お楽しみに!!!

 

さて、今夜は私たちが運営している法人、NPO法人「日高わのわ会」の活動の一つ「わのわキッズクラブ」についてお話しします。

「日高わのわ会」は 地域の困りごとを解決するコミュニティビジネスの開発し展開していこうと、子育て中のお母さんたちが中心になって始まりました。

発足から17年が経ちました。そのころ一生懸命子育てした子どもたちも今は二十代後半になりました。

その子どもたちがまだ小さいころ「日高和のわのわ会」に子ども部門の「わのわキッズクラブ」が生まれました。

子どもならではの発想を生かし、地域活性化を目指そうと生まれたクラブです。

 

そのころは 中学校のスクールバスの燃料に「廃食油」が使われていました。エコ活動にも興味を持っていた子どもたちから、この「廃食油」を使って「百万人のキャンドルナイト」に参加しようと声が上がました。「百万人のキャンドルナイト」は、照明を消してキャンドル(ろうそく)で過ごそうという運動で、いわばスローライフの運動の一つです。

具体的には、「廃食油」でロウソクを作り日高村の電気を消してもらおうというもので、ロウソクを2,000個作りました。それを 日高村の地図片手に手分けして各家庭に配りました。

 

アルミカップに入れて作ったので おかずと間違えて冷蔵庫に入れたお年寄りもいて説明が大変でしたが全部 配り終えたときのみんなの達成感はすごかったです。

 

本番 2007年6月22日には 30人ほどの子どもたちが 事務所に集まりました。地元テレビの取材も入って 子供たちは大はしゃぎ、薄暗くなり事務所の周りにロウソクを設置。午後8時子供たちの見守る中、周りの家の電気が消えていきました。泣き出すこどもたち、抱き合って喜ぶ子供たち、蒸し暑い梅雨のさなかエアコンも消してロウソクの明かりを見つめたことでした。

今、思い出しても目頭が熱くなりあの時の達成感と団結力はすごかったと思います。

その後も、村のイベントにロウソクを作って販売に行ったり、県のボランティアNPOセンターが主催するNPO フォーラムに呼ばれ 廃食油で作る世界に一つだけのロウソク作りコーナーを受け持ったりしました。

色々なイベントに参加するたびに ローソクのクオリティーがアップしてロウソクのカップには「動けば変わる」というシースが張られるようになりました。

 

このロウソク、どうやって作るかといいますと。

廃食油を廃棄するときに使う凝固剤と仏壇で使い残ったロウソクを入れて固めます。

その時に 色を付けるのが保育園で使っていたクレヨンです。

それを削って紙コップに いろいろな色を用意します。そこに 凝固剤とロウソクを入れて沸かした廃食油を入れて溶かします。それをプリンのカップに流しいれて1色固まったら次の色を入れて虹色のロウソクを創ったりします。

芯は、ティッシュペーパーで「こより」を作り差し込みます。

その、差し込むタイミングが難しくて、早く差し込むと中から色が湧き出てきて汚くなるし、固まりすぎると芯と廃食油の密着が悪くて灯がつかなかったりします。

又。お母さんたちには 要らなくなったお鍋に一つこれを作ってライターとティッシュペーパーを蓋に引っ付けておけば災害時の明かりになります。などと説明もしていました。

 

エコ活動ですから もちろんロウソクやクレヨンは使い古しの持ち寄りです。芯は紙の製造会社からもらったティッシュペーパーです。だから買ったものは凝固剤とプリンのカップだけでした。

廃食油を集め、ロウソクを作り、販売する、売り上げは 次の仕入れなどに使われました。

だから つくる担当 会計担当 イベント担当等も役割分担していましたねー!!

懐かしい!!!

 

その時に 中心となって活躍してくれた一人が 金子ふたばちゃんで「ふーちゃん」とみんなから呼ばれていました。

 

先日 高知の地元新聞に、結婚して埼玉県で福祉分野に就職している「ふーちゃん」の近況が掲載されました。

その中に、子供のころの「キッズクラブ」に参加したことが書かれていました。

記事では、「キャンドルを作って皆さんと交流できたことが福祉の道に進むきっかけとなった」と紹介されていました

その後 ご本人から連絡があり 「日高にわのわ会がありそこで感じたことが私の宝物です。私も皆さんのようにエネルギーあふれる女性になりたいです。直接お会いしてお話しできる日を楽しみにしています」とのお話でした。

このように言われ、今夜お話せずにはいられない内容でした。

 

活動を続けてきて こんなふうに立派に育った子どもたちを見ると嬉しいですし、人生の1ページに残ることができるのは、そうはないと思うのでやってきてよかったと思います。

 

「動けば変わる」を経験した子供たちは それぞれの道でこの経験を生かして頑張ってくれてると思います。これからも見守って行きたいです。###

 

 

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