2018.02.01
何時でも帰れる場所

【ラジオ放送のアーカイブより】

ラジオ深夜便 2019年2月1日 高知県 安岡 千春

1月もあっという間に終わり今日から2月ですね。
寒い日が続き一週間前の寒波では、高知でも昼間雪が降りました。
山の方は 昼間から積もったようですが、日高村はチラチラしたぐらいで積もることもなく、山からの冷たい風で空気が刺し付く感じでした。

 

今日は、ちょっとうれしいことがあったのでお話ししたいと思います。

わのわ会では、規格外のトマトを使ったトマトソース等 加工品を作っていると何度かお話ししましたが、そこで仕事をしている人達は、8時間労働に何らかの事情でつけない人達やつかない人達で、福祉の分野で障害者支援も行っています。
障害者の就労継続支援や一時預かり、グループホームも運営しています。
そのグループホームにいるk君が、正月開けて相談があると言ってきました。
k君は、とっても返事よく仕事も出来て企業に実習に行ったりして一般就労を目標に頑張っています。

 

詳細は、話せない部分もありますが、困った出来事の相談でした。

私:「同じことが起こらないようにメモを取ったらいいのではないか?」

k君:「自分は覚えているのでメモは必要ない。」

私:「忘れたので、困っているのじゃないの」

k君:「同じことが起こらないように自分で考えがある。」

私:「どんなにするの?」

k君:「お前に関係ない!!」

と、言うやり取りしていたら。

すぐに、切れて暴言を吐くので

今回も案の定

k君:「チェッ!!お前達は信用できん!俺には信用出来る人がおる」

から始まり、最後に必ず

k君:「お前たちが俺の隠していた殻(暴言を吐く)を破るようなことを言うのでこうなったお前のせいだ!」

と言います。

何度も実習に行って就職に繋がらないのはこの暴言が原因なんです。

自分は、暴言を吐くことはダメなことだと分かっていながらカーとなると出るのです。

私は:「『そこが原因です。』と社会は指摘してくれないよねー。今、ここで分かってよかったろう。それが自分ながやないかえ。自分が出せてよかったねー。」

というと、だんだん落ち着きました。

数日して「自分は覚えているからメモは必要ない」と言い切っていた

彼がメモを取り、今まで、前にお世話になった学校の先生に預けていた大切なものをうちの職員に預けに来たと報告を受けました。

とっても嬉しい事です。

 

また、きっと同じことが起きますが、何回でも同じ話をしていくと思います。

3歩進んで2歩さがりますが1歩は前に進めたのですからきっと一般就労に行きつく日が来ると思います。
定員20名と小さな事業所ですが毎年2~3人一般社会に送りだしています。
社会人にチャレンジするのは、人並み以上の勇気がいりますが

「無理せんで、失敗したら帰っておいで」

とみんなで送りだします。

まだ帰って来た人はいません。何時でも帰れる場所があることで頑張れることもあるのかな。と思ったりしている1月のうれしい出来事でした。

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