2019.01.22
勿体無いトマト

【ラジオ深夜便アーカイブより】

ラジオ深夜便 2019年1月22日 高知県 安岡 千春

1月も、もう月末。あっという間に時間が過ぎていくのは年齢のせいでしょうか?
窓際の花たちが喜んでいる日差し、こんなに寒いのに季節は春に向かっていることを教えてくれます。

 

今が旬、美味しいトマトの季節となりました。

トマト料理と言えばイタリアンとイメージされる方が多いと思いますが、トマトは意外に鰹のダシと合うのです。

鍋に入れて、和風だしの鍋はもちろん豆乳鍋、キムチ鍋、ちゃんこ鍋…何でも野菜のお替りするときにトマトを丸々入れて煮立ったら、取り皿にお玉で具材と一緒にすくい入れ、取り皿の中で崩しながら食べると、味の変化を楽しみながらお鍋が2度3度と美味しくなります。お鍋でトマトが崩れたらご飯とチーズでリゾット風雑炊。これで4度楽しめます。

美味しい、楽しい食卓が幸せを呼びますね。

鰹にはイノシン酸、トマトにはグルタミン酸と言う旨みがそれぞれ入っていてその二つがお口の中で上手くハーモニーを奏でてくれるのです。

 

日高村の高糖度フルーツトマトの規格外で私はいつも鍋作っています。
きっと贅沢!
ご家庭でもトマト鍋試してみてください。

私の働いている「NPO法人日高わのわ会」では、このトマトを使って「真っ赤に熟したトマトソース」や「とまとみそ」も作っています。市場に出せない勿体無いトマトを美味しく変身させ、地域活性化を進めているのです。

元々、日高村の高糖度トマトは、昭和59年に2人の農家が作り始めたようです。農家さんが病気か何かでハウスの手入れが出来なかった時に、水が足りなくても生き残ったトマト達がとても美味しかったことが、今の高糖度トマトの始まりとか聞いたことがあります。
環境保全型農業にも取り組み日々努力する農家の方々を応援していきたいです。

 

先週のお伺いした北海道北見市の皆様「第11回高知県の観光と物産展」にてトマトをお買い求めいただきありがとうございました。
トマト鍋で美味しく召し上がっていただけたでしょうか?

高知の春を感じていただけたら幸いです。

 

2月3月と益々美味しくなるトマトで、美味しい食べ方を紹介できると嬉しいです。

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